大阪・中之島 レクシア特許法律事務所のブログです。

2012年3月30日金曜日

特許庁意匠課との意見交換 at レクシア

松井です。

昨日、特許庁意匠課の審査官が、レクシアをご訪問され、小生と国内外意匠制度の活用方法、デザイン創作活動や意匠行政のこれからについて、意見交換を行いました。

小生からは、レクシアの考える意匠の戦略的出願方法やその理由を開示させていただきました。この方法論について、意匠審査官に大きな共感をもっていただいたことは、大きな喜びでした。

また、我々が考える開発段階から深く関わる意匠戦略や、海外意匠における戦略的権利取得、さらには特許と意匠によるハイブリッドプロテクションについても説明させていただきました。

やはり、日本における意匠の効果的な権利化に際しては、関連意匠を多用することをお勧め致します。意匠実務を熟知した弁理士が、デザイン思想を共通にするバリエーションを提案することにより、ゾーン的意匠権群を築く必要があります。
また、ゾーン的意匠権群は、特許庁や競業他社等に対して、自社意匠権の権利範囲をある程度明確にすることになり、自社の事業が他社の侵害行為から守られる可能性が高くなると考えます。

この度は、レクシアをご訪問いただきまして、ありがとうございました。
熱い意見交換ができたことに対し、特許庁意匠課に御礼申し上げます。

(審査官より、殆ど残りが無いという貴重な冊子をいただきました)


松井宏記

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