2017年1月号の「知財管理」誌(Vol.67 No.1 2017)に、私の論説が掲載されました。
【論 説】
「ヨーロッパ連合におけるEUTMと国内商標との併存登録又は一本化に関する考察」ということで、ヨーロッパにおける商標管理で、EUTMを使うべきか、各国国内商標を使うべきか、またその併存登録をすべきかなど、ヨーロッパで重要商標を所有する企業にとって永年の悩みともいうべきテーマを取り扱いました。
EUTMと国内商標との併存登録または一本化を決定するに際しては、様々な観点からメリット・デメリットを検討する必要があります。そこで、本論説では、ヨーロッパ各国の代理人からのヒアリングを行い、また、判例等も参酌しながら、ヨーロッパにおける商標管理ポートフォリオを提案させていただいております。もちろん、イギリス商標の今後についても言及しております。
目 次
1. はじめに
2. 国内商標を消滅させること(EUTMに一本化すること)のメリット・デメリット
2.1 識別力の判断
2.2 先行商標との関係
2.3 商標権侵害
2.4 有名性に基づく保護(ダイリューション)
2.5 不使用取消
2.6 保護の地理的範囲
3. 国内商標を存続させることのメリット・デメリット
4. EUTMへの一本化時の検討事項
5. イギリスについて
6. EUにおける商標ポートフォリオ
6.1 登録維持管理について
6.2 出願について
7. おわりに
是非ご一読ください。
松井宏記
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