大阪・中之島 レクシア特許法律事務所のブログです。

2012年10月29日月曜日

APAA in Chiang Mai, Thailand

松井です。

27日土曜日から、タイのチェンマイに来ています。
APAA(アジア弁理士協会)の総会に出席するためです。

アジア各国を主に、知財関係の代理人が1000人以上(1400人という話を聞いています)出席しています。
現在のチェンマイは暑すぎず、日本の9月中旬くらいの気候と思います。

【メイン会場のShangri-Laホテル】

【Opening ceremony】



この会合に来ている目的は、

  • レクシアと仕事をしている主にアジアの現地代理人とまとめて会って具体的案件について話をすること
  • 現地代理人との親交を深めること
  • 現地の生の情報を仕入れること(やっぱり会って話をすると情報量が違います。一つの事柄でも同じ国の代理人から色んな意見が聞けて客観性ある情報になるのもメリットと思います)
  • 新しい優秀な現地代理人と知り合うこと

です。

【夜のチェンマイ。ナイトバザール(夜店)が有名】

チェンマイでの移動は、ホテル間を結んでいるシャトルバスがありますが、私は、バイクと車の中間くらいの乗物「トゥクトゥク」に乗って移動しています。フレームにつかまっていないと振り落とされそうなときがあります。。

【トゥクトゥク】

11月2日金曜日には事務所に戻ります。
有益な情報を仕入れて帰りたいと思います。

松井宏記

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2012年10月25日木曜日

LIVING & DESIGN 2012 に行ってきました。

松井です。

LIVING & DESIGN 2012 に行ってきました。

LIVING & DESIGNでは、各住宅関係やインテリア関係メーカー、団体、大学が、住まいに関するデザインや製品を展示していました。

職業柄、良いデザインに接すると、すぐに意匠出願方法を考えてしまいます。

特に頭をひねるのは、一見すると形状は従来より存在するが材質、動き、発色等が特異なデザイン、形が従来からほんの少し違うだけで良く見えるデザインなどをどのように保護するかです。そのまま出願しても3条1項3号(公知意匠との類似)や3条2項(創作性)で拒絶されてしまう。意見書を書いて、創作者の意図や商業上の成功を主張しても、果たしてどこまで説得材料になるか。。ということは図面(又は写真)で当該特徴が表れるように作図した上で、従来例との比較をできる特徴記載書を提出するか。。。と、こんな感じで一緒に行った石上弁理士と話しながら会場を回りました。いいトレーニングになりました。

【会場前で】

私が気に入ったのは、この照明器具です。

[http://www.juicygarden.jp/item/29.htmlより転載]

このような照明器具の外形は従来よりあったかもしれませんが、殻の質感、光の質、光の移り変わり等において、従来品との違いを感じました。光の移り変わりって、意匠出願書類でどのように表現するのでしょうか?(また考え始めました。)各発色は発色状態を示す図1、2とかで入れることができますが、移り変わりの美しさは??意匠も動画で出せるようにすべきでしょうか?

意匠保護の方法は、考えだすと止まらないですね〜。

松井宏記


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2012年10月24日水曜日

LIVING & DESIGN 2012 @ 大阪国際会議場

松井です。

レクシアのすぐ近所、大阪国際会議場にて、只今、LIVING & DESIGN 2012 住まいと暮らしのリノベーションが開催されています。






レクシアから見た大阪国際会議場

各種インテリア、住宅関係メーカーや団体等の出展の他、各業界で活躍中の建築家やデザイナーの講演会なども同時並行的に開催されているようです。

また、大阪市の中心部でもシティ会場として、様々なデザイン活動の発信地で、デザインに関するイベントが行われます。

昨年のデザイン道場2011で知り合った若手デザイナーの方々も、イロイロと創作活動の成果を発表されるようです。

まさに、大阪の中心地がデザイン創作の発表の地として盛り上がる日々になります。

暮らしやインテリアのデザインにご興味のある方はどうぞ。

私も、時間が許せば、参加したいと思います。


松井宏記

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2012年10月19日金曜日

日本商標協会関西支部「商品パッケージの保護」講演報告

松井です。

私は、10月16日火曜日に、日本商標協会関西支部において、「商品パッケージの保護」について講演しました。

学問的な話ではなく、実務的にどのように商品パッケージを(不正競争防止法ではなく)産業財産権で守っていくか、また、どのような登録の方法があるのかという話をさせていただきました。


特に、ヨーロッパでのCommunity Trademark やCommunity Design での事例を見て、日本で同様の方法が取れるか等の点について疑問を提起しました。



ヨーロッパにおける Get up (商品及び商品包装一体の表装デザイン)の登録事例も紹介させていただきました。


日本の部分意匠や関連意匠での登録事例を多数挙げることにより、保護の可能性について検討しました。また、形状及び色彩と色彩輪郭からなる立体商標の登録事例を紹介し、保護の可能性について検討しました。

参加者の方々からも、興味深い意見をお伺いすることができて楽しかったです。

立体商標の登録性については動きがあります。今後の登録基準については注視していく必要があります。

部分意匠や関連意匠の出願方法について"勘所"を磨くためには、常日頃から商品パッケージを見る度にシミュレーションする必要があります。また、部分意匠の登録性や関連意匠の成立性の勘所を磨くためには多数の登録例や審決例に触れる必要があります。

まだまだ、研究テーマがいっぱいです!

松井宏記

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2012年10月17日水曜日

第13回レクシア知財セミナー「知財高裁大合議判決とそれに関連する下級審判決を追う!」のご報告


昨日10月16日、第13回目のレクシア知財セミナーを開催しました。

「知財高裁大合議判決とそれに関連する下級審判決を追う!-新たな法規範に対する実務への対応を考える-」という少し固めのテーマでしたが、約90名の方にご参加いただきました。


知財高裁は、通常、1~4部の4つの部で構成されていますが、それとは別に各部から選ばれた5名の裁判官で構成される特別部が存在します。これがいわゆる「大合議」といわれるもので、実務上、法解釈上、特に重要な論点についての審理がなされます。

2005年の4月に知財高裁ができてから現在までに大合議で審理され、判決が出された事件は計5件ありますが(現在、6件目の事件が審理され1116日に判決予定)、本セミナーでは、これまでになされた5件の大合議判決とそれに関連したその後の下級審判決や実務の動向についてご説明をさせていただきました。

○ ソルダーレジスト事件(平成18年(行ケ)第10563号事件) と補正の新規事項
担当:立花弁理士


 ○ 偏光フィルム事件(平成17年(行ケ)第10042号事件) とサポート要件
担当:田中弁理士
○ プラバスタチンNa事件(平成22年(ネ)第10043号事件) とプロダクトバイプロセスクレーム
担当:田中弁理士


○ 一太郎事件(平成17年(ネ)第10040号事件) と間接侵害
担当:山下弁理士


○ インクタンク事件(平成17年(ネ)第10021号事件) と消尽論
担当:山田弁護士・弁理士


セミナー後にお書きいただいたアンケートでは、大半の方から、「役に立った」とのお褒めのお言葉をいただき、今後のセミナーのテーマに関しても、貴重なサジェスチョンをいただきました。

大合議の判決に限らず、知財の実務をやっていく上で判例の理解は欠かせません。
レクシアでは、日々、最新の判例の情報をキャッチし、実務に生かすよう所内で勉強を重ねていますが、本セミナーでその一端をご紹介できたことは我々にとっても非常に有益な機会であったと思います。
本セミナーの内容が、皆様の日ごろの実務の中で、少しでもお役に立つようでしたら非常にうれしく思います。

ご参加いただいた皆様には、この場を借りまして、改めて、御礼申し上げます。


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2012年10月15日月曜日

大学の講義スタート!


山田です。

暑い夏も終わり早10月。今年も大学の講義がスタートしました。
5年前に大阪大学の法学部大学院に知的財産プログラムという特別なコースができたときから、客員の講師をさせていただくようになり、今年でもう5年目になります(立花弁理士も当初から一緒にやっています)。

私の担当科目は、「商標法Ⅱ」。
前期の「商標法Ⅰ」の授業で商標法の基礎的な事項を勉強してきた学生さんに、応用的な問題や実務を教える位置付けの授業です。
授業では、単なる講義だけではなく、識別力や類似の意見書を書いてもらい、ディスカッションをするなど実務的かつ双方向的な授業にするように心がけています。

先日終了した第一回の授業は、自己紹介の後、「商標実務の全体像と商標出願」というテーマで概論の話をしましたが、その後は、
第2回 識別力の講義
第3回 識別力の意見書の起案とディスカッション
第4回 商標の類似
第5回 商標の類似に関する意見書の起案とディスカッション
と盛り沢山な内容が続いていきます。


「商標法って結構おもろいやん」って思ってもらうのが私の授業の目指すところですので、学生の皆さんは頑張ってついてきてくださいね。

今年、レクシアに参画してもらった石上弁理士もこのプログラムの卒業生です。今後も、続々と優秀な弁理士を業界に排出していけるよう頑張っていきたいと思います。

山田威一郎


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2012年10月12日金曜日

意匠出願動向調査

松井です。

特許庁総務部企画調査課では、平成18年度より意匠出願動向調査を実施しており、特に日米欧中韓における意匠登録の内容を様々な角度からデータ分析しています。非常に有益な資料を毎年ご提供いただいています。

私は、その出願動向調査の今年度の委員として、本日、特許庁での第1回委員会に出席しました。

過去の調査報告をご覧いただくと分かるように、日米欧中韓における日本意匠分類別の登録数比率、部分意匠の利用割合、国別登録上位企業の意匠登録分析等々、様々な角度から今年度も分析を行います。

私は、直接調査を行うメンバーではなく、調査の方向性等について助言をさせていただくメンバーですので、今日は楽しみながら(?)、意見を述べさせていただきました。

また、調査報告が発表された際には、本ブログでもアナウンスさせていただきますので、お楽しみに!

【本日の特許庁】


松井宏記

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2012年10月9日火曜日

お勧め書籍の紹介「最新/商標権関係/判例と実務」知的所有権問題研究会編

松井です。

先日、弁護士の方より、下記の新刊書籍を頂戴しました。

最新/商標権関係/判例と実務」知的所有権問題研究会 編
民事法研究会 発行

著作者団体である知的所有権問題研究会とは、大阪弁護士会に属する若手弁護士が中心となって昭和61年に立ち上げた研究会であり、主に最新の知的財産権関連の裁判例を取り上げて研究を継続されています(はしがきより)。

内容を拝見させていただきますと、商標に関するテーマを体系付けて整理されており、また、各テーマ毎に重要判例61件をまとめた内容になっています。各執筆者のコメントも付されているため、実務的な内容に仕上がっています。

商標制度と判例をリンクして理解し、かつ、その実務的対応について知りたい方にお勧めの一冊です。

松井宏記


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2012年10月3日水曜日

レクシアの近所の話(福島)

松井です。

レクシアは大阪の中之島にあります。
といっても、中之島の西端です。

いわゆる淀屋橋渡辺橋という、中之島の中心界隈からは少し離れているためか、飲食店が少なめです。。

しかし、レクシアの近所には、大阪の中でも熱いスポットがあります。
福島」です!

福島はJR大阪駅から一駅のところにあります。
いわゆる高級な飲食店ではなく、地元っぽい、大阪っぽい熱く人情味あふれる店がたくさんあります。

最近の「Meets Regional」においても、福島が特集されていました。


弊所から福島界隈は、徒歩で10分から15分ほど掛かりますが、たまには足を伸ばしています。レクシアが入居しているビルのシャトルバスが、福島まで連れて行ってくれますので、案外近いです。

現地代理人との会食で訪れることもしばしば。現地代理人もReal OSAKAを感じ取って喜んでくれていると思っています。

皆様も、福島の熱い夜を楽しんでみてください。

松井宏記


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