5月の中旬、2週間に渡って、
アメリカのニューヨーク→ボストン、そして、日本の東京に出張してきました。
ボストンでINTAの総会が開催されるために出張にでましたが、
INTA前に、ボストンからすぐのニューヨークに行きました。
ニューヨークではお世話になっている事務所を数カ所巡りました。
彼らも今からボストンに行くとのことで出張前の忙しいなかお邪魔しましたが、日頃の仕事などについて意見交換しました。
事務所訪問の合間に少し足を伸ばして、MoMA(ニューヨーク近代美術館)に行ってきました。実は初めてです。いままで何度か行こうとしましたが、いずれも代理人との会合で行くことができず、今回ついに行きました。
アートとデザインの両者に触れ、また、アートとデザインが全く異質のものであることをよく理解することができました。以下、私のお気に入り。
(モンドリアン)
(モネ)
(ピカソ)
(イサム・ノグチ)
ニューヨークの後は、INTA総会に出席するため、飛行機でボストンへ。
ボストンでは、世界各国の代理人と、意見交換を朝から夜まで5日間、みっちり行いました。
今年、特に感じたのは、意匠商標の世界的な調査ツールが進化していることでした。
JPP, WIPO GLOBAL BRAND DATA BASEなども進化していますが、
世界の調査会社、データベース会社が提供する調査ツールが進化していました。
会場でデモも拝見させていただき、早速、弊所での導入を申し込みました。
ボストンでは少し足を伸ばす時間はほとんどありませんでしたが、
レセプションで名所を訪れることができました。
アメリカの事務所がフェンウェイパークでレセプションを開催したので行ってきました。
【フェンウェイパーク】
ボストンでのINTAが終了したのち、今度は東京へ。
東京に到着したその日に、日本知的財産協会JIPA意匠委員会との意見交換会に行きました。改正意匠法に関する意見交換です。
やはりみなさん、多くの疑問をお持ちのようで、今後開催される意匠審査基準WGが楽しみです。
その後、5月25日(土)、26日(日)になったのですが、そのまま東京に滞在しました。
土曜日は工業所有権法学会に出席。シンポジウムのテーマが意匠法改正でしたので参加しました。
画像意匠や空間の意匠について熱い議論が交わされていて、勉強させていただきました。
その後の交流会では学者、弁理士、企業の方々とさらに意匠法改正等についてざっくばらに意見交換させていただき、今回の意匠法改正のインパクトの強さを知ることができました。
日曜日は新たに立ち上がった「デザインと法協会」に参加しました。
デザイナー、弁理士、弁護士、企業の方々が一堂に集う会の立ち上げです。
懇親会でも様々な方々とお話しさせていただきました。
今後の活動が楽しみであるとともに、大阪での活動も期待しています。
2週間に渡って、いろいろな会に参加してきたのですが、
意匠商標のトレンドが、デザインのブランド化、グローバル化、調査ツールの充実、人的交流の活発化などの言葉に集約されてきているように思います。
今回の出張で得た人脈、情報などを今後の実務に生かしていきたいと思います。
(最後に、NYハイラインにあるザハ・ハディド氏設計のコンドミニアム。ペントハウスは57億円だそうです。笑)
【520 W 28】
松井宏記
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