先日、クライアント企業において、商標セミナーを行いました。
参加者は、企業の幹部クラス約40名から50名。
商標の基礎知識、商標調査の重要性、侵害事件の事例、パッケージの意匠と商標による保護、ブランド戦略などについて、お話させていただきました。
ブランド戦略において、我々弁理士の知見が要求されるのは、希釈化対策と思います。
使用商標に対する適切な商標登録を取得して、使用の安全性を確保することは当然ですが、他人が使用商標と近い商標を登録してしまって、そのような商標を大々的に使用され、使用商標のブランド力が希釈化されることを阻止しなくてはなりません。
そのような他人の商標登録を阻止するためには、我々は、どのような出願商標の態様で、また、どのような指定商品や指定役務で商標登録すればよいのか、また、そのような出願商標は使用商標との関係で不使用取消に耐えることができるのか、を考える必要があります。このような判断を行うには、過去の審判決からその感覚を磨いておく必要があります。
また、実際に、他人の登録商標に対して異議申立や無効審判を行う際に、どのような資料を用意するのが適当なのか、日頃の準備はどうしておけばいいのか。弁理士や企業の知財担当者は、ブランド戦略を法的にサポートすることが求められています。
企業内で、商標や、その他の知財に関するセミナーを開催すると、各人が断片的に持っていた情報が整理される、また、共通の認識を持つことにより社内での説明を行い易いなどの効果があると思います。
レクシアでは、このような企業内セミナーを多く開催させていただいていますので、
何なりとご相談ください。
最後に、講演後、東京丸の内で撮影した写真をご覧ください!
【東京駅丸の内側 パノラマ】
【丸の内イルミネーション】
イルミネーション、とっても綺麗でした〜。
松井宏記
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