山田です。
新年早々、レクシア設立後、最初に原告側で受任した特許権侵害訴訟の知財高裁判決(知財高裁
平成25年(ネ)第10016号)が届きました。
炭酸パックという化粧品の特許についての侵害訴訟ですが、
知財高裁は、相手方の控訴を棄却し、侵害製品の差止めと補償金及び損害賠償金 2億8859万1466円の支払いを命じる判決を下しました。
知財高裁は、相手方の控訴を棄却し、侵害製品の差止めと補償金及び損害賠償金 2億8859万1466円の支払いを命じる判決を下しました。
【判決全文】
【クライアントのホームページのプレスリリース】
知財高裁では、特許の有効性が主たる争点になっていましたが、
知財高裁は控訴人(被告)の主張を退け、本件特許は有効であるとの判断を示しています。また、特許成立前の補償金(2億6907万0894円)に関しては、
売上の10%という非常に高いパーセンテージの金額が認められています(それだけ高い価値を持つ特許であったということだと思います)。
知財高裁は控訴人(被告)の主張を退け、本件特許は有効であるとの判断を示しています。また、特許成立前の補償金(2億6907万0894円)に関しては、
売上の10%という非常に高いパーセンテージの金額が認められています(それだけ高い価値を持つ特許であったということだと思います)。
特許権侵害訴訟では法律の専門家である弁護士と技術・特許の専門家である弁理士が緊密に連携し、クライアントの皆様とも協力しながら訴訟を遂行していくことが不可欠です。
この訴訟を進めていく中で、
「弁理士と弁護士が思いを1つにして戦っていく最強の知財事務所を作りたい」
という事務所設立時の思いが間違っていなかったのだと強く実感しました。
独立間もない当職らを信頼して依頼していただいたクライアントの期待に応えられたことは代理人としても非常にうれしく思いますし、よい結果を残せてほっとしています。
まだまだ継続する訴訟はたっぷりあります。これからも気を引き締めて勝ち続けていきたいと思います。
ちなみに、初期のころのブログに書きましたが・・
弊所の事務所名「レクシア(LEXIA)」は、
LEGAL × IP Attorneys
の頭文字をとった造語です。
弁護士(LEGAL Attorney)と弁理士(IP Attorney)が協働することで、単なる足し算ではなく、掛け算的な効果を生んでいくというメッセージがこの名前に込められています。
山田威一郎
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