中村です。
先月30日に、レクシア知財セミナー「欧米企業とのライセンス交渉・契約書作成の勘所と落とし穴~不当に押し込まれない契約交渉の極意と契約書作成上の留意点~」を開催いたしました。
本セミナーは、米国大手法律事務所Fox Rothschild LLPとの共催であり、ロバート・ノートン先生と当職が講演いたしました。
100名を超える方々にお越しいただき、直接ご挨拶できなかった方々には、この場を借りて御礼を申し上げます。
第1部では、日本企業と欧米企業間のライセンス交渉に臨まれることの多いノートン先生の方から、交渉を成功させる長期的戦略、中・短期的戦略、及び交渉の場での戦略という構成でのお話がありました。日本社会では馴染みのない情報収集手段や交渉スタイルについて個人的にも新たな発見があり、これからの日本企業の交渉戦略において有益な示唆がありました。
第2部では、当職の方から、これまで実際にレビューしてきたライセンス契約から抜粋した様々なバリエーションの条項をお示ししながら、ライセンス契約の本質から導かれる原則と例外という視点や、ライセンサー・ライセンシーの利益・不利益という視点から、実務で通用し得るカウンター・プロポーザルについて検討していきました。
セミナー後にご感想を聞かせてくださった方々からは、これから実践していきたい気付きがあったとのメッセージをいただいておりますので、今後のご交渉に少しでも効果がございますと幸いに存じます。
次回は、日本での知財侵害訴訟における留意点と戦略についてお話しさせていただこうかと、弊所の山田弁護士ともに練っておりますので、乞うご期待です!
中村小裕
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