松井です。
私は、2017年度後期より、京都美術工芸大学で非常勤講師を務めていました。
全15回、「デザインと法規」という講義です。
意匠法、商標法、不競法、著作権法を、私独自の視点と伝え方で講義しました。
学生は、将来、デザイナーや建築士として活躍するであろう人たちです。
すなわち、法学部等の一般的な学部生ではなく、クリエイターとして活躍するであろう若者です。
通常、私の講演の聴講者は、知財業界の方、企業の方ですが、
この講義はクリエイターの卵。
講義が始まる前は、どのように知財を伝えるべきか、真剣に考えました。
法律論を棒読みするだけでは絶対に寝られます!笑
そこで、毎回、デザイン紛争に関する新聞報道などを紹介したり、
私の実務経験を挟んだりと、
なんとか興味をもってもらうために頑張りました!
その甲斐もあってか、毎回提出してもらった小レポートには、
「あ、ちゃんと理解してる!」「興味を持ってる!」と喜ばしい内容が多くてよかったです。
学内の中庭の芝生も、講義が始まる時期は青々としていましたが、
最後は京都の冬で寒く、芝生は枯れていました。
最近、若いクリエイターや、その周りの方々との交流が増えてきて、
クリエイターが学生時代から知財、特に意匠法等を学ぶことの重要性を感じています。
今回の講義で、一人でも知財に敏感なクリエイターが、社会に旅立っていくのを祈るばかりです!
松井宏記
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