水谷です。
私ごとですが、4月から1年間、産業技術総合研究所(略称は産総研)の所内弁理士を務めることになりました。
数年前に京都大学での勤務経験があり、再度、公の立場となります。
原則として週1回の勤務で、関西センターを担当します。
産業技術総合研究所について、簡単にご紹介します。
産総研は、経済産業省所轄の国立研究開発法人であり、公的研究機関です。
昨年、一躍有名になった理化学研究所も同じく国立研究開発法人ですが、ウィキペディアによりますと、「規模が匹敵する理化学研究所(略称は理研。文部科学省所管)とよく比較されるが、理研は基礎研究指向でライフサイエンス分野が強く、産総研は産業技術開発・工業化研究指向で材料開発研究分野が強い特徴を持つ。」とされております。
私の担当する関西センターでは、「電池技術」、「医療技術」、「材料技術」、「情報技術」に重点を置いて研究が進められています。
産総研全体としては、私と同様な立場の所内弁理士が複数名在籍していますが、つくばセンターで勤務されている方が大半です。皆様、関東の特許事務所に所属されている弁理士と思われます。
関西センターで勤務しているのは所内弁理士は、私一人です。
所内弁理士には、産総研で生まれた技術シーズを社会での迅速な事業化につなげる「橋渡し」としての役割が求められています。
私の担当業務は、知的財産に関する幅広いアドバイス業務ですが、特許出願前の発明相談(発明の発掘、特許性評価、研究戦略など)が中心となっています。
また、特許出願前の明細書原稿や特許庁に対する応答書類などへのセカンドオピニオン、人材育成(セミナー講師)なども行います。
1年間の任期となりますが、公の立場でも社会に貢献できるよう、努めてまいります。
水谷馨也
↓Ranking check.
にほんブログ村
にほんブログ村