大阪・中之島 レクシア特許法律事務所のブログです。

2014年8月12日火曜日

特許部門で求人しています

来たれ! レクシア
特許部門で応募を検討されている皆様へ

レクシアは、弁護士と弁理士とが対等な立場で設立した特許法律事務所です。これは、知財において、権利化業務と権利行使業務とはシームレスであり、完全なワンストップで行うべきであるという我々の信念に基づいています。

ところで、日本では知財訴訟の件数が非常に少ないため、訴訟経験のある弁理士は非常に少数であると思われます。
しかし、レクシアでは、設立当初から弁護士と弁理士との協働による完全なワンストップ業務を標榜しておりましたので、まだまだ小規模な事務所ながら、関西ではトップクラスの知財訴訟案件のご依頼を頂いております。
そして、弊所に所属する特許部門の弁理士は、全員が訴訟案件に関わっております。

訴訟は、実戦であり、裁判例の勉強だけでは絶対に得ることのできない経験ができますので、これを権利化業務に活かすことにより、訴訟に強い明細書の作成等、権利化業務の質を大幅に向上できると考えております。
そのため、レクシアの特許部門では、経験年数にかかわらず、訴訟案件に関わるようになっております。

明細書作成などの権利化業務だけではなく、権利行使業務にも積極的に参加したい皆様、レクシアへの応募をお待ちしております。

詳しくは、こちらをご覧ください。




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2014年8月7日木曜日

レクシア知財セミナー「欧米企業とのライセンス交渉・契約書作成の勘所と落とし穴」のご報告

中村です。

先月30日に、レクシア知財セミナー「欧米企業とのライセンス交渉・契約書作成の勘所と落とし穴~不当に押し込まれない契約交渉の極意と契約書作成上の留意点~」を開催いたしました。

本セミナーは、米国大手法律事務所Fox Rothschild LLPとの共催であり、ロバート・ノートン先生と当職が講演いたしました。
100名を超える方々にお越しいただき、直接ご挨拶できなかった方々には、この場を借りて御礼を申し上げます。

第1部では、日本企業と欧米企業間のライセンス交渉に臨まれることの多いノートン先生の方から、交渉を成功させる長期的戦略、中・短期的戦略、及び交渉の場での戦略という構成でのお話がありました。日本社会では馴染みのない情報収集手段や交渉スタイルについて個人的にも新たな発見があり、これからの日本企業の交渉戦略において有益な示唆がありました。


第2部では、当職の方から、これまで実際にレビューしてきたライセンス契約から抜粋した様々なバリエーションの条項をお示ししながら、ライセンス契約の本質から導かれる原則と例外という視点や、ライセンサー・ライセンシーの利益・不利益という視点から、実務で通用し得るカウンター・プロポーザルについて検討していきました。



セミナー後にご感想を聞かせてくださった方々からは、これから実践していきたい気付きがあったとのメッセージをいただいておりますので、今後のご交渉に少しでも効果がございますと幸いに存じます。

次回は、日本での知財侵害訴訟における留意点と戦略についてお話しさせていただこうかと、弊所の山田弁護士ともに練っておりますので、乞うご期待です!

中村小裕

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2014年8月5日火曜日

意匠法巴戦 座談会

松井です。

発明推進協会発行の「発明」誌で、「意匠法巴戦」という連載があり、
レクシアの山田弁護士・弁理士と私とが、
相撲力士に扮して、日本意匠法について熱く意見を述べています。
(詳細は、こちらの記事をご覧ください)

そして、今回、「発明」8月号においては、
いつものマゲ姿の似顔絵とは違い、素顔を晒して「意匠法は本当に必要なのか?」というテーマについて、座談会を行っております。

【「発明」8月号〜どうするニッポンのデザイン保護〜】

【座談会での山田と松井】

【ちなみに、いつものマゲ姿の山田と松井】

 峯先生に行司役(司会)をしていただき、五味弁理士、山田と私が意見を戦わせ、ゲストの企業の方とデザイナーからも意見をいただくというスタイルです。

アカデミックではなく、実務的な議論になっており、過激な意見や意匠戦略に関する提言の他、驚き&笑いありなど、なかなか面白い内容になっていると思います。

是非、「発明」8月号をご覧ください。

松井宏記


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2014年8月3日日曜日

中国地方巡業

松井です。

7月は、島根県、岡山県、広島県、鳥取県に、隔週で行ってきました。

先日ブログにアップしていました「カワいいモノデザインセミナー」(中国経済産業局主催)で、意匠商標によるデザイン保護について講演していました。

セミナーの参加者は、30名〜60名ほどで、多くの方々にご興味を持ってお集りいただきました。
新聞報道もあり、地域における関心の高さが伺えました。

大学の先生、企業の方、そして、私で、
「カワいい」だけではダメで、「カワいくていいモノ」をキーワードとして講演しました。日本製のいいモノを日本独自文化である「カワいい」デザインにして市場に出す。その手法と保護方法についてのセミナーでした。

「カワいい」は「KAWAii」となって、世界的に通用する日本独自の文化になっています。このような「カワいい」に特化した商品開発セミナーは、非常に珍しいと思いますし、参加者の皆さんもとても興味を持たれていたようでした。

今後は、広島をベースに、研究会を立ち上げられるようで、
研究員の皆様でカワいいモノの企画をし、展示会への出展を目指していきます。
私も知財の専門アドバイザーとして参画します。
研究員として参加される皆様、どうぞよろしくお願い致します。

・・・講演後は、各地の美味しいものをいただくのが私の恒例です。

【岡山:地ビール「独歩」】
写真を撮ったときには、既に少し飲んでますが。。

【広島:穴子の刺身】 
穴子の刺身、初めてでした。てっさのような食感。

【鳥取:岩牡蠣】
生をレモンだけでいただきます。海のミルク。

刺激の多い中国地方巡業でありました。

松井宏記


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2014年7月28日月曜日

新しいタイプの商標のシンポジウム

松井です。

先週24日の木曜日は、
大阪大学知的財産センター他主催の「IPrism商標法シンポジウム〜平成26年商標法改正について〜」に参加させていただきました。

特許庁の商標課長による、新商標に関する規定のご説明がありました。
また、パネルディスカッションにおいては、レクシアの山田弁護士・弁理士がモデレータを務め、特許庁商標課長、知財協、弁護士、弁理士、学者の方々がパネラーとなり、新商標のうち、特に音商標や色商標に関するディスカッションをお聞きすることができました。

不確定要素が多いながらも、各界のご意見をお聞きできて、非常に興味深いものでした。

新商標については、審査基準はまだ固まっていませんが、
概ね、方向性は見えてきたように思います。

新商標は、出願日の特例(施行後一定期間の出願は同日出願として取り扱う特例)や、使用に基づく優先・重複登録はありません。純粋な先願主義になります。

新商標の使用事実の立証資料、どのようなものを集めるか、今から検討要ではないでしょうか。

松井宏記


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2014年7月16日水曜日

新しいタイプの商標・雑感

松井です。

いわゆる新しいタイプの商標については、来年度の改正法施行に合わせて、産構審商標制度小委員会商標審査基準ワーキンググループにて、商標審査基準の改訂や新設が進められています。

当該ワーキンググループでの議事内容や配布資料を読んでいますと、概ね、新しいタイプの商標には、本来的識別力は認められず、使用による識別力を獲得、又は、何らかの使用立証をすることによって登録に至る方向性かなと思います(もちろん、現時点では未確定です)。
特に、現時点で話し合われている「色彩のみからなる商標」や「音商標(言語的要素を含まないもの)」については、本来的識別力は認められず、審査段階等における使用立証は求められるのではないかと思われます(サウンドロゴのような企業が創作した音については本来的識別力ありかもしれませんが)。

新しいタイプの商標は、該当するような商標をお持ちの会社にとっては興味深いものと思われます。しかし、使用による識別力が求められるとなると、登録のハードルは高くなり、初期の商品形態やパッケージに関する立体商標のように、利用価値がなかなか上がらないかもしれません。

新しいタイプの商標については、効果的に商標権を取得することができれば、ブランド価値保護に大きく貢献できると思いますが、これから使用するなど新規性がある場合には、意匠での保護(特に位置商標)を検討するのがよいと思います。また、新規性が無い場合には立体商標を活用した方がいい事例もあろうかと思います。特に、商品形態やパッケージに関する立体商標は、登録例が増えてきて、権利行使事例も出てきていますので、利用価値が随分上がってきています。

これからは、意匠、立体商標、新しいタイプの商標の出願を効果的に選択し又は組み合わせることが求められます。
意匠と商標のリンクする分野が増えてきて、「意匠と商標によるハイブリッド・プロテクション」の時代に突入すると考えています。

【USA及びCTMでの新しいタイプの商標の事例】


松井宏記

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2014年7月9日水曜日

「カワいいモノ」のブランドとデザインの保護

松井です。

昨日は、中国経済産業局主催の「カワいいモノ・ブランドデザイン」のセミナーにおいて、「デザイン・ブランドの保護に不可欠な知的財産権」というテーマで講演してきました。

場所は、島根県松江市でした。
昨日の島根でのセミナーを皮切りに、「岡山」「広島」「鳥取」において同様のセミナーを開催します。

中国経済産業局では、伝統工芸品や工業製品等の「いいモノ」に、日本の感性である「カワいい」を掛け合わせた「カワいいモノ」の発展に力を入れておられます。

本セミナーでは、私以外にも、大学の先生、メーカーの方のご講演もありました。
大学の先生は、「かわいい」の要素・要因等を実証的に研究されており、大変興味深く、目からウロコのご講演でした。メーカーの方のご講演では、伝統品を使用した「カワいいモノ」で販路拡大されている事例を紹介していただき、こちらも大変興味深いお話でした。

このセミナーは、「カワいいモノ」事業のキックオフであって、今後、「カワいいモノ」に興味のある企業やデザイナー等による研究会が発足し、共同でモノ作りに取り組まれます。

私もこの研究会に知財アドバイザーとして関わらせていただきます。
どんな「カワいいモノ」が出来上がるか、今から楽しみです。

最後に、島根の宍道湖周辺の写真を少し。。



岩牡蠣!!

本事業では、中国地方の方々との交流も楽しみにしています。

松井宏記



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