松井です。
最近、この本を読んでいます。
「ソニーのふり見て、我がふり直せ。」山口誠志 著/河野透 語り ソルメディア
著者である山口誠志氏は、元電通で現在ソナー取締役コンサルタント。この山口氏が、ソニーの宣伝やCIを手がけ、96年ソニーマーケティング常務などを経て06年ソニーを退社された河野氏と、なぜソニーが地球規模のブランドを作ることができたかを対話形式で紹介しています。ソニーブランドを構築した現場におられた方のお話です。
最近の日経ビジネスで紹介されていたので、興味を持ちました。
小生は、学術的なブランディングの本を読んでいつもモヤモヤ又はフワフワした気持ちをいだいていましたが、この本では、正に企業の現場でブランド構築に携われた方の話なので、モヤモヤはなく、実体験に基づいたしっかりとした有益な内容でした。じっくりと頭の中に入り込む感じです。
中でも、河野氏の「マーケティングではなくブランディングをやっていた」や「ブランドのメリットはかっこいいと思ってもらって利益率を上げること」との言葉に、「ソニーらしさ」、「かっこよさ」に誇りを持っておられると感じました。
ブランディング、宣伝、商標に関わっておられる方にはお勧めの書です。
小生も、企業で各社独自のブランディングについてお話させていただく機会があります。
もちろん、弁理士ですので、法律的側面からブランディングをバックアップする話や、型番や商標等の各種表示の整理の話とそこから各社現状への当て嵌め等々、法的裏付けと共にブランドを守る側面の話が中心になります。
上記書籍の内容は、ブランド構築の方の話ですのでワクワクします。
企業独自の「かっこよさ」。これを構築し、どう守るかです。
レクシアも独自の「かっこよさ」を追求します!
松井宏記
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