大阪・中之島 レクシア特許法律事務所のブログです。

2012年10月25日木曜日

LIVING & DESIGN 2012 に行ってきました。

松井です。

LIVING & DESIGN 2012 に行ってきました。

LIVING & DESIGNでは、各住宅関係やインテリア関係メーカー、団体、大学が、住まいに関するデザインや製品を展示していました。

職業柄、良いデザインに接すると、すぐに意匠出願方法を考えてしまいます。

特に頭をひねるのは、一見すると形状は従来より存在するが材質、動き、発色等が特異なデザイン、形が従来からほんの少し違うだけで良く見えるデザインなどをどのように保護するかです。そのまま出願しても3条1項3号(公知意匠との類似)や3条2項(創作性)で拒絶されてしまう。意見書を書いて、創作者の意図や商業上の成功を主張しても、果たしてどこまで説得材料になるか。。ということは図面(又は写真)で当該特徴が表れるように作図した上で、従来例との比較をできる特徴記載書を提出するか。。。と、こんな感じで一緒に行った石上弁理士と話しながら会場を回りました。いいトレーニングになりました。

【会場前で】

私が気に入ったのは、この照明器具です。

[http://www.juicygarden.jp/item/29.htmlより転載]

このような照明器具の外形は従来よりあったかもしれませんが、殻の質感、光の質、光の移り変わり等において、従来品との違いを感じました。光の移り変わりって、意匠出願書類でどのように表現するのでしょうか?(また考え始めました。)各発色は発色状態を示す図1、2とかで入れることができますが、移り変わりの美しさは??意匠も動画で出せるようにすべきでしょうか?

意匠保護の方法は、考えだすと止まらないですね〜。

松井宏記


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