昨日は、日本弁理士会近畿支部主催のセミナー「一日限定!意匠塾 パターン別・関連意匠と部分意匠の効果的利用方法」で講師を務めてきました。
前半の1時間半の講義では、部分意匠と関連意匠について、登録例をもとに、保護の様々なパターンについて解説させていただきました。
後半の1時間半では、演習形式で、参加者の弁理士(約60名)を10チームほどに分けました。私が意匠出願の対象物を示して、有効な出願方法を検討してもらい、各チームに出願方法を発表してもらって、私が講評しました。
演習形式のセミナーは、弁理士の登録前の義務研修(実務修習)で行っており、私もその講師を永年務めているのですが、今回は、登録後の弁理士を対象として演習を行ってみました。
色々なアクロバティック(!)な出願方法が出されて、私も大変勉強になりました。
部分意匠や関連意匠は、その出願方法を工夫することによって、全体意匠1件だけの権利では作れないのような強く広い権利を作ることができると思います。
よい出願方法を提案できるかどうかは、日頃の経験と類似範囲に対する感覚がモノをいうと思います。
私も日頃から、このような感覚をもっと磨いていきたいと思います。
松井宏記
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