昨日は、近畿経済産業局主催のデザイン道場において、知財の講評を行ってきました。
デザイン道場の説明はこちら。
昨日は、全4回の最終回で、10コほどに分かれた各グループが、企業の製品をベースに、デザインやマーケティングを取り入れて、どのように市場に出して行くかをプレゼンテーションしました。
そのプレゼンテーションを受けて、講師陣(大学教授、デザイナー、弁理士(私))が講評を行うという流れです。私は、当然、各デザインや製品を見て、知財特に意匠での保護について解説します。
【会場の様子】
【プレゼンを聞く講師陣。左端は私】
(c) 2012 デザイン道場 All rights reserved.
今年は、意匠での保護方法について、本当に頭をフル回転させて解説させていただく事案が多かったです。それだけ、日本の意匠法における保護対象に限界があり、デザインの幅が広がっている実情に沿っていない場面が増えているのではないか、意匠法の枠組みを広げないといけない時期に来ているのではないかと思いました。
その一方で、ヨーロッパでは保護できるだろうかと考えると、意匠の保護対象に入っているから保護可能ということで(例えば、サービス意匠、Get up)、やはり、共同体意匠のように保護対象を広げる必要性があるのではないかと考えていました。
後の打ち上げでは、受講生のみなさんや講師の方々から、デザイン談義、デザイン業界談義を聞かせていただき、勉強になりました。
受講生の皆様、講師の皆様、お疲れさまでした!
松井宏記
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