ネットニュースで、アップル社のMacの起動音(ジャーンという音)が、アメリカで商標登録されたとの記事がありました。
CNET Japan
アップル、「Mac」起動音の登録商標を米国で取得
アメリカ商標登録第4257783号です(登録日2012年12月11日)。
USPTOのTrademark Databaseより
商標の説明欄には、次の記載があります。
"The mark consists of a synthesizer playing a slightly flat, by approximately 30 cents, G flat/F sharp major chord. The mark is a sound."
実は、小生、Macユーザーです(メインマシンは、Macbook Pro です)。
十数年前からMacを使っており、Macを起動するたびに、このジャーンという音を聞いてきました。
この音を聞いただけで、「マックが立ち上がった」と思う方も多いと思います。それすなわち、出所表示あるいは自他識別なので、商標として機能してますね。
人間の感覚を通して感じた標章が、特定の企業を連想できれば、それは商標として機能している。しかし、それも出願書類における特定などの問題がありますので、どこまで商標登録を認めるかは議論の余地があります。
新しい商標のうち、音の商標については、日本でも導入方法が検討されています。
これからの商標および意匠の改正から目が離せません。
松井宏記
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